トレビの泉でコインを投げる前に知っておきたい、2026年から始まった新ルール
後ろ向きにコインを1枚投げ入れると、またローマに戻ってこられる。トレビの泉の言い伝えは、ローマに行ったことがない人でも知っています。
泉は街の真ん中の小さな広場にあって、いつ行っても無料。地下鉄の駅からも歩いて行ける。ローマ観光の予定表には、まず最初に書き込まれる場所です。
ただ、2026年から、この「いつ行っても無料」が少しだけ変わりました。
泉のすぐそばまで行くと、入場券が要る
2026年2月から、トレビの泉の水際まで近づくには2ユーロの入場券が必要になりました(ローマ市観光局 Turismo Roma)。
写真: Mariordo / CC BY-SA 4.0
有料になったのは、泉の前の一段低いところ、水のすぐそばの区画です。コインを投げ入れたり、泉を背にして写真を撮ったりする、あの場所です。
広場から泉を眺めるだけなら、今も無料です。
有料になったのは「日中だけ」
この入場券が必要なのは、日中から夜22時までです。曜日によって有料が始まる時刻が違い、平日の朝に保守の時間が入る日もあります。
そして、22時を過ぎると、誰でも無料で水際まで行けます(Fontana di Trevi 公式サイト)。
入場料がかからないのは、次の人たちです。
- ローマ市とローマ大都市圏の住民(身分証の提示が必要)
- 5歳未満の子ども
- 障害のある人とその介助者
日本からの旅行者は、日中に行けば2ユーロを払うことになります。
2ユーロより大きい、日中の混雑
金額だけ見れば、2ユーロは大きな出費ではありません。ただ、有料化の理由になったのは、それだけ人が集まりすぎていたことです。2025年には年間約900万人がこの泉を訪れ、多い日には1日7万人に達したと報じられています。
日中の泉の前は、人の頭越しに彫刻を見上げるような混み方です。入場券を買って水際に下りても、コインを投げる場所を探して順番を待つことになります。
夜22時の泉は、別の場所に見える
節約しながらゆっくり楽しみたいなら、22時以降に行くのがいちばんです。
ライトアップされた泉は、昼間とはまるで違う表情を見せます。日中の団体客はいなくなり、入場券も要りません。ローマのレストランは夜遅くまで開いている店が多いので、夕食のあとに歩いて寄るのにちょうどいい時間です。
夜の泉を写真に残すなら、スマートフォンをしっかり固定できるかどうかで仕上がりが変わります。手持ちだとぶれやすい暗い場所でも、三脚になる自撮り棒があれば、泉の縁に置いてリモコンでシャッターを切れます。泉を背にした自分の写真も、人に頼まずに撮れます。
行く時間で、払うかどうかが決まる
- 日中に水際まで行く:2ユーロの入場券が必要(オンライン、観光案内所、現地で購入。現地はカードのみ)
- 広場から眺めるだけ:無料
- 22時以降:誰でも無料で水際まで行ける
コインを投げる願いごとは、昼でも夜でも同じです。夜のトレビの泉なら、2ユーロを払わずに、空いた水際で落ち着いてコインを投げられます。
ヘッダー写真: John Samuel / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)