東京観光の交通費を抑えたい地方在住者が見落としている、地下鉄の乗り放題券
大阪や福岡、札幌から、週末に東京へ遊びに行く。新幹線や飛行機、夜行バスでどうにか交通費を抑えて、東京に着いてからは地下鉄で浅草、渋谷、表参道、六本木と回る。ICカードで乗るたびに、一回数百円ずつ引かれていきます。
一日乗り放題のきっぷがあればいいのに、と調べてみると、「Tokyo Subway Ticket」という名前が出てきます。東京メトロと都営地下鉄の全線が、24時間乗り放題。ただ、名前は英語で、紹介ページには外国人観光客の写真。訪日外国人向けのきっぷなのだろうと、そこで調べるのをやめてしまう人は多いはずです。
「旅行者向け」の旅行者には、誰が入るのか
Tokyo Subway Ticketの購入対象をよく読むと、そこには二種類の人が書かれています。一つは、海外から日本を訪れる旅行者。もう一つが、首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県)以外から東京を訪れる旅行者です(東京メトロ Tokyo Subway Ticket)。
つまり、地方に住む日本人も、このきっぷを買えます。外国人専用ではありません。
写真: MaedaAkihiko / CC BY-SA 4.0
13路線、24時間で1,000円
料金は、2026年に改定されて24時間券が1,000円、48時間券が1,500円、72時間券が2,000円です(東京都交通局)。東京メトロ9路線と都営地下鉄4路線、合わせて13路線が乗り放題になります。
ポイントは「1日」ではなく「24時間」であることです。最初に改札を通った時刻から24時間使えるので、土曜の昼に使い始めれば、日曜の昼まで乗れます。1泊2日の週末旅行なら、24時間券一枚で両日の移動をまかなえる組み方ができます。48時間券、72時間券も同じ数え方です。
2026年3月からは、QRコードでも改札を通れるようになりました(東京都交通局)。
どこで買えるか
首都圏以外に住む人向けには、購入場所が用意されています。東京都交通局は、首都圏以外のコンビニエンスストアでの販売を広げてきました(東京都交通局)。購入できる場所や方法は変わることがあるので、出発前に公式サイトで確かめておくのが確実です。
東京に着いてから探すより、出発前に地元で用意しておくほうが、迷わずに済みます。
地下鉄で回る週末なら
浅草で朝ごはんを食べ、上野の美術館へ行き、午後は渋谷と表参道を歩いて、夜は六本木。地下鉄で5回、6回と乗り継ぐ日なら、乗るたびに運賃を払うより、24時間1,000円のきっぷのほうが安く済むことが多くなります。乗るたびに残高を気にしなくていいので、気になった駅でふらっと降りることもできます。
「外国人向け」に見えるきっぷは、地方から東京に来る人のためのきっぷでもあります。週末の東京旅行の計画を立てるとき、交通費の欄にこの1,000円を書き込めるかどうか、一度確かめてみる価値があります。
ヘッダー写真: Cheng-en Cheng / CC BY-SA 2.0(Wikimedia Commons)